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The Dog Soldiers (2002) / ドッグ・ソルジャー

『ドッグ・ソルジャー』(原題:Dog Soldiers)は、2002年のイギリス映画。ニール・マーシャル監督のデビュー作である。

The Dog Soldiers (2002) / ドッグ・ソルジャーのあらすじ

舞台は人狼伝説の伝わるスコットランドの森の中。 6名からなるウェルズ軍曹の陸軍小隊が演習を行っていた。 その最中救助を求める信号弾が上がり、部隊がかけつけると、別に野営していたライアン隊長率いる特殊部隊が、何者かに襲撃され、ライアン隊長が胸に重傷を負って倒れているのを発見する。 
手当てする間もなく、不気味な遠吠えが聞こえ、木々に視界を遮られた中で、化け物の群れにとり囲まれ、襲撃を受けてしまう。 ウェルズ軍曹も腹に重傷を負い、部隊はパニックに陥り、壊滅しそうになるが、通りかかった、動物学者のメーガンの車に救われ、ウェルズ軍曹、ライアン隊長、クーパーほか3名だけが救われる。 一刻もはやく治療できる施設が必要な事態だったが、夕暮れの山中に見つかったのは、寂れた農家の一軒家しかなかった。
家の中は料理があったが人影はなく、犬が一匹残されているだけだった。 怪しい気配に取り囲まれて、連絡手段もない農家に夜がおとずれる。 突然にドアが破壊され、伝説通りの姿をした人狼が登場する。 撃っても効果のない人狼に狼狽した部隊は再び壊滅しそうになるが、クーパーは機敏に指揮をとり、とりあえず人狼の撃退に成功する。
しかし人狼に襲われた者もまた人狼になるという伝説が、疑心暗鬼となり、互いの信頼が蝕まれてゆく中、発電機が破壊されて、再び人狼に襲われてしまう。 闇の中でライアン大佐が自分の部隊任務が人狼の生け捕りであり、ウェルズの隊は囮に使われていたことを話し出す。 そしてライアンは変調をきたし、人狼に変身して森の中に逃亡してしまう。
銀のペーパーナイフに刺された人狼は不死の能力を失って殺されるというラストで物語が終わる。 翌朝クーパーが手にした新聞には、人狼出現のニュースと、生きて還れなかったジョーが見そこなったサッカーの試合結果が5対1でイングランドの勝利だった事を伝えていた。